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今年一番、手間くって一番長く
遊んでくれたオフロードです。
KLX250SR、友人の家の軒下で
死にかけていたのでレスキューし
ました。
現行のKLX250は車重116kg
24ps/9000rpm トルク2.1
kg・mに対して、発売1996年
のコイツは重量104kg パワー
30ps/8500rpm トルク
2.7kg・m/7500rpmと過激だったので、
生かせたら楽しそうだと思って手を付けました。
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さび落としとクリーニング、傷つきすぎた
ナックルガードやフロントホークガードを
撤去、フロントフェンダーを13㎝、リア
フェンダーを5㎝カット。車体が短く見えスパルタンになりました。
車体周り足周りの分解の時は、ネジの固着に泣きながら格闘しました。 頭の折れたネジ2本、ドリルで穴あけてタップでネジの切り直ししました。 
全ベアリンの清掃グリスアップ。
チェーンのメンテで手が真っ黒。
シートは、あんこ抜き 5㎝して、張り替えました。
ハンドル幅を8㎝カットしてのすり抜け対策。
タイヤはDANLOP D604にした。
キャブレターの内部は、蒸発したガソリンで、溶けたキャラメルが付着、キャブクリーナーを盛大に噴射。
リュウターで磨き直す必要が有ったので、ついでにエアの通りに邪魔そうなエッジ部分など削って内径を
若干広げた。ニードルピンは先端を平らにし、噴霧粒子の撹拌を狙って,120番のヤスリ目を残した。
メインジェットは,在庫に30番上げの物しか無かったので、冒険とは思ったが取り付けてみた。

スロージェットは,針金を使い清掃のみとした。
エンジン左横からのキャブを通る水冷ラインの部分を排して直結した。
燃調時にガスが濃かったので、エアクリーナーボックスのふたを撤去し、フィルターも薄くし、
そして、マフラーの出口も3㍉太く成る加工をした。 エアスクリュウの調整が微妙で、夏期&冬季で戻し位置の変更が要りそうです。

ブレーキもヘタっていたので、分解掃除とパット交換、マスターシリンダーはオイル滲みが有ったので
在庫していたホンダクラブマンの物と交換、ついでにフロントのブレーキオイルラインを
メッシュホースに交換。 加速時のミラーのブレが酷かったので、ブレ止めを制作して装着した。
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結果、満タンで95㌔しか走らない、お馬鹿バイクが出来てしまったが、アクセル捻れば2段階加速をする。コイツはめっぽう面白い。