「植物は偉い」

家の玄関先の花壇にいつの間にか勝手に、ハーブの葉っぱが生えて来た。
ズーズーしくも、やたら元気な葉っぱだ。下草が生えると本来のツツジが弱ると思い引っこ抜いた。
強いミントの香りがしたので、束にして風呂に入れてハーブ風呂と洒落込む事にした。
気分のいい、バスタイムて゜有った。  で、話はこれから。
翌日、風呂を洗おうとバスタブを覗いてみると葉っぱは、青々と元気なままだ。
夕べ根っこを切られ、42度の温度でさんざん熱せられ、酷い目に遭っているはずなのに、しれーっと水の中に
浮いている。  自然界でも日向水が40度前後に成る事は有るかも知れないが、頑丈な生命力の持ち主なのかも知れないと感心して、風呂場の窓外で、役立たずに成っていた土しか入っていない植木鉢に刺して、水をやることにした。
風呂場内のタイルの台に置いて見ると、様に成っている。
それから入浴の度に水をかけて見守って居ると、枯れるどころか新芽が出て来た。
調子こいて、水やりをしていると、枝分かれもして来た。1ヶ月も立つと鉢が一杯で窮屈そうに成って来た。
しっかり、我が家の住人に成った。
ホームセンターで横長のタンブラーを買って、ついでにパセリと、ルッコラの苗を買って、均等に植えてみた。
サラダや、アイスクリームにちょつと添えたら、お洒落時やんと思って、屋上で育てる事にした。
適当にのびて来た所で、「済まないね」っと云いながら、ちぎっては楽しんでいたが、ド偉い事に気が付いてしまった。動物は、命を喰らって生きている、私は他人様の命を喰らい続けて、生きながらえて来た事の実感が鮮明で衝撃でした。お袋や、女房がスーパーで買って来る食べ物で生きていると思っていたのでガッンと来ました。
又、平和の象徴であるが如き植物も、熾烈な生存競争を展開していて自己拡大を図っていた。
一年後のプランターは、ミントだけが生き残り見事な茂みに成っていました。圧勝です。
そして、増えすぎる葉っぱを茎ごと切り取り、束にして、逆さに吊るし、風通しの良い場所で、乾かした物を煎じたミントティーの畑の役をしています。

植物は、数式や3D図形をも理解しているらしい、成長の仕方が実に理にかなっていて驚かされる。
絵で分かれの、タイミングや葉の枚数等に一定の方式が有って、環境に合わせて選択している様だ。
黄金比率への理解は、美大卒の人間の能力を遥かに超えている様だ。
もっとも、悪戯で育てている裸子植物のシダの茂り方を見ると、「頭、悪ぃなぁ〜」つて生え方なので、被子植物は確実に進化している感じがする。

何方にしても、少量の水と太陽光線だけで生き続け、成長して行く「此奴ら、ほんと凄げぇ〜」と思わされた。
毎日、水やりをせっせと行っている、爺趣味の自分にも、一寸、笑える。

サラダで使ったアボカドの残った種を植えて置いたら
一ヶ月で芽が出た。
 
成長が、すごく遅いので、のんびり、じっくりの修行の
先生に出会った様だ。

アボカドの生長には、東京の気候は涼しすぎるのかも
知れない。
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あまりに、理屈に合わない形状の、葉っぱを持つ
フィックスベンジャミンのバロック
インド産なので、光合成より水分の蒸発防止を狙っているのか、良く分からないが変な恰好。

あんまり気になるので、昨日、買いました。