スズキGSX-R1100改め1300、此奴の話からしないと遊学舍ガレージは始まらないので、
何年も前に書いた原稿ですが掲載しますのでお楽しみください。
車体はバッテリーを外され、タイヤも寿命です、機関部はずっと手を入れて来たので、半日付き合えば元気に走り出すはずです。
遊学舍のマシーンの特徴の掃除の行き届いたマシーン棚の下段で、展示車両のごとく出番も少なく成った今も、輝いています。R1300、彼がここの主です。
そして、この章はスピードを目的に大風呂敷を広げ、大遊びをしている男達の話でもあります。


「GSX-R改 物語」

 悪戯にしては度が過ぎている、タコメーターはとうにレットゾーンに入りっぱなしだ、

ていねいにバランス取りして組み上げたエンジンのメカノイズはまだ切迫した文句を言わないものの排気音は悲鳴にちかい、路面を掻くタイヤの接地力も何時もの安定感を伝えてこない。シャーシー全体に起こっている振動は恐怖を含んでアクセルを閉じろと要求している。
 軽量を図ってコンパクトに仕上げたカウリングでは到底ふせぎきれない風圧は、ライディングスーツをマシンのカウルの一部とすることを強制する。上体にぶっかってくる充分な質量の大気は、逆らうスピードの狂気を実態で悟らせ、腰から下で抜けていく負圧で待ったなしの不安をライダーに押し付ける。
 ライダーは、水平に伏せた体を目一杯縮めて風を潜り、右手首を一杯に下げてフルスロットルに固定してグリップしつつ風圧で押されて勝手に懸かってしまうブレーキのレバーを指先で押し戻す。そして、膝下の風圧でずるずるさがるフットレストをつま先を立てて靴底で掴み、これ以上は出来ない強烈なニーグリップをしている膝、平たく張り出したガソリンタンクを確りかかえている両肘で耐えるのが精一杯だ。しかし、ガソリンタンクに張り付ほど低く構えているヘルメットを引き剥がそうとする風圧は容赦のないもので首と額に負担をしいる。そんな状況下で私はもがき抵抗して仕置きされる犬科の獣のように細く息をする場所を探している。
 体の各パーツは、くみ上げられた機械の様に、それぞれの仕事を正確にこなそうとしている。 時折タンクに当たって視界を乱す顎先にいらついても上げられないヘルメットのシールドから紡錘形に歪み始めた空間の中の路面を見つめてまばたきをしない眼球や、ジンジンしながらも妙に冷え切った脳髄、倍加する鼓動と血液、最優先の反応に身体中が総毛立っている。恐怖の克服にすら充実する精神と、この場のあらゆる外圧に抵抗する肉体の総力はオートバイをより速く操縦するという目的に向かって純粋に集結している様だ。
 無謀としか言いようのない野望、単純であまりに素直な我侭、それが最高速アタック。
10秒間、972メートルの無法です。

事の始まりはこうだ。

 私のバイク好きは周知のことで、これについては気違い扱いをされる事や、呆れられて取り合ってもらえない事など度々で慣れっこに成ってしまったが、私の所を訪れてくる友人達の中にも、かなり変わっている同類が少ないとは言い難い人数でいる。
 その中で、渋谷の道玄坂で仕事をしていたときに知り合ったバイク仲間の「ある男」などは、最右翼で実に気合いが入っていておもしろい。
 彼はアメリカでの留学時代に確り勉強もしたのだろうがアメリカ流の暴走族の修行もしてきたらしい。ワインや料理に関する知識やアイディアも豊富で今はそれを仕事にしている。ちょっと変わったうまいものや食べ物の絶妙な取り合わせ等、色々紹介してくれて嬉しいのだけれど、やっぱり、バイクに関すること、マシンの機能や操縦の考え方や感じ方が卓越して面白い。知織のフィードが広くて自由な物事の解釈がいい。
 彼とのやり取りでは、日本の現在の道路交通法や車両法に触れる様な事もしばしば有るのだが、ユニークな発想やさっぱりと簡単に蹴りをつけるドライな考え方で、諸々の問題をバッサリ切り破る。私も雑事の解決法のヒントを貰ったり、虚飾を取り払って物事の真髄を観やすくさせられる事も多い。なにしろスッキリしていて気持ちがいい。
 そして、彼のアメリカでの数々のえエピソードや幾つかの武勇伝の中には必ずバイクが登場して良い役所でいい味をだしていて、彼にとってもオートバイは不可欠の物らしい。
 普段使っている機種や話の内容から察するに、彼のバイクの趣味は、大トルクで強引にダッシュしていく、タイトハンドルの大排器量車、速い奴が好みらしい。
 カワサキのZIのターボ付やら、ヤマハのRZV500やら日本の道路事情では実力を発揮てきない様な高性能車に文句も言わずに乗り続けているのを観ると、状況の良い高速路の瞬間を見付けては、適当に良い感じと云うか、人によっては眉をしかめるクレイジーなライデングをしているものと思われる。

 「バイク壊しちゃった、交差点でタクシーにからまれちゃってさ右直の事故ってやつ、まいったね。バイク屋も修理費高いこと言うしさ、取り合えず引き取りにいきたいんだ、トラック手配できる。?」といきなりの電話が彼からかかった。
 事故だという割りに元気な声に安心しながら状況把握の質問を幾つかして、バイクの保管場所の確認をして電話を切った後、仲間達に何本かの電話をして今夜動ける車両と人手を探して協力を依頼する。
 夕刻、ぼちぼち集まってきたメンバーと仲間内の五隆建設のトラックの荷台にアルミ製のラダーとフックベルト、毎度の事のかったるい気分を放り込む、そして、これも毎度の事だが乗車定員オーバーの人数を乗せて出掛ける。 走っている暗いホロ車の荷台は妙な空間です。定員オーバーの道交法違反の後ろめたさも有るのですが、少し開いた幌布から見える景色は少し非日常で、見慣れているはずのいつもの街の夜景も違って見え方向感覚さえ怪しくなる。メンバーも戦場へ向かうコマンドあるいはスパイ又は犯罪者か逃亡者の気分か思い思いでタバコをふかしては荷台の鉄のあおりでもみ消している。
 国道246の下馬の交差点で待ち合わせの彼を拾って、問題のバイクの預けてあるバイク屋へ向かう。 妙にチャラチャラしたライティングの二子玉川の駅前の商店街を右折、玉川の河川敷沿いの道に出る。 そこは大きなガラス張りの店先に2〜30台の中古車を無造作に並べてあって、看板のつもりなのか鉄のアングルで作った3 メートルほどの塔の上にoldtypeのshovelheadのHARLEY-DAVIDSONをのせてある。閉店後の薄明かりの店内には、ドカティやらトライアンフやらの新車が飾られ、修理中のバイクが2台作業台の上に乗っている。壁際には赤いスナップオンの工具ケースやエアツールのボンベル類が整理されていて、なかなか真面目なバイク屋さんの店構えです。
 我々の訪問を察知してて出てきたその店の店主と挨拶をかわした彼が事故車を引き出しに店内に入っていき、若いメンバーが二人手伝いに走った。
 その店主というのは、ジーンズタイプの革パンにブルーのダンガリーシャツの上に短かめの黒革のベスト、長髪を後ろで束ねて左耳にシルバーのピアス、腰に鍵束、お約束のハーレ−乗りのスタイルで、油汚れのつなぎを着た整備士とは大分違う、これが今風なのかなと思った。
 「こりゃー、まいったね。」引き出されてきたバイクがすごい。「よくライダー無事だったね、うまく逃げれてよかったね。」て代物だった。
 車体は、GSX-R 1100 スズキの1989年モデル、国産のリッタークラスのレーサーレプリカのモデルで乾燥重量197キロ、最高出力130馬力を絞り出し、パワーウエイトレシオ1.52キログラムの数値を誇る。 10年も前に作られたモデルだが、現在でもこれを上回る数値をもつバイクは数える程しか無い。
 しかし、今目の前にしている物は、無惨に千切れたアンダーカウルと横を向いたヘッドライト、曲がって押し歩きの時も苦労しそうなハンドル、脱落して無くなったバックミラーの取り付け金具、折れたステップ、レバー、ウインカー、アスファルトで削ったシートカウルとマフラー、潰れたガソリンタンク、派手な転倒の傷跡が数々あって悲惨な状態で、昔はバイクであったかも知れないってな代物だ。
「どんなコケ方したんだい。」「派手にやっちったね。」「よく生きてたね。」「いい腕してるね。」ケロッとしてマシンを支えている彼への言葉は、賞賛と呆れた悪運の強さに仲間達から色々な感想が出た。 確かにマシンの痛み方から察しても、結構激しい衝撃の事故だったと思われ、無傷の生還は、彼の危険からの脱出能力の高さであり、また、彼が強運の持ち主だったと言える。 
 しかしながら、その危険に到ってしまったドジさかげんは、問題で、今後の克服課題だが、今日のところは、彼の隠している痛みに免じて責めずにおこう。

 手際よくバイクを積み込む我がチームメンバーの動きに「どこのバイク屋達だろう。」かと疑うハーレ−乗り風の店主に、挨拶もそこそこに、帰路につく。
 「こんどの事故、ほとんどこっちが被害者でさ、車体の分の保険おりそうなんだけど、全損だょね、修理費高そうだし、修理したらマイナスだと思うんだ。だから、保険おりたら、それ頭金にぶっ込んで、ドカッティ買っちおうと思うンだけど、どうだろ。」
 暗いトラックの荷台で、もう彼はげんきだ。彼が言うように、ストラップで荷掛けフックに固定され私達の背もたれになっている事故車両は、復元修理費の方が中古車市場の流通価格を遥かに上回ると思われる。個人的なよほどの思い入れがないと修理はされないのが通常で、彼の判断は正しい。 新しく彼が欲しがっているDUCATIとは900SSの事で伝統のディスモドロミックL型ツインエンジンを持つイタリアのスポーツバイクである。この選択も彼らしい。「先生、これと同じGSX-R持ってたよね、部品取り車で買ってくれないかな、10円で。 俺ン家2台は置いておけないし処理にも困るし、もう巣鴨のトラック乗ってるし、たのめる。 なんか遊べるでしょ。」
 10円というのは、勝手に走りに行って自損事故などを起こして無価値になってしまったオートバイを回収に行った時、ただは可哀想だからって、バイク屋さんがライダーに払う電話代がわりのおふざけ値段、(最近は、節か無くなって、しっかり搬送車両代を取られるようになった。)余談だが、昔の突っ張りライダー達のあいだで、負けた相手の為に呼ぶ救急車の電話代として10円を賭けて、公道レースをした。なンて話を聞いたことがあるよーな気がする。
 「10円は高いな、円高だからな1ドルなら買ってやるよ。」と値上げする私。
 素直で無い二人の会話が楽しく延々と続いて翌朝、ガレージに持ち込んだ事故車を前に宿題に悩む私がいた。

 まずは、解体。
取り合えず傷付いたパーツを外して行く。回りにくいボルトやビスも、潤滑油を吹き掛けボックスレンチやショックドライバーを使ってどんどん外す。これは結構こつがいる。
 私も、苦労して覚えた技術で、昔はネジの頭をなめてしまったり、ボルトの頭をねじ切ったりして困ったものだ。それで又部分的にネジや周辺部をガスバーナーで熱し、オイルで急激に冷やしてゆるめたり、折れたボルトにマイナスの溝を切って改めてトライする方法や、中心にドリルで穴をあけて左回りのタップをたてて逆ネジを締めこんで抜く方法やら色々な技術を覚えることになる。
 バラバラになったパーツと、ストリップになったマシンを見ながらまた考える。 
オートバイの主要な運動性能は、手持ちのストック部品で復活出来そうなので、部品取り車では勿体無いし、オリジナルに直すのは費用がかかりすぎる。思い切り軽量してスピードチャレンジャーにするのが面白そうです。
 曲がったフロントホークは交換、フレームは首回りはOKテール部が曲がっているのでバナーで炙って直しても良いのだが12cm切断して短くする。どの程度曲がっているか分からない複雑な形のカウルステーは全て廃棄、破損したカウルも廃棄。シートは無傷なのだが薄い小型のものに改造する。傷付いて欠けたシリンダーの冷却フィンはデブコンで成形して耐熱塗料で塗装、少しへこんでいるマフラーは分解して内部パイプの大口径化と仕切り版の改造する時、同時に叩き出して整形することにする。キャブレターのメインジェットの番数を上げてやればパワーアップも望めるだろう。
 バイクの顔のガソリンタンクは、ガ−ジの棚の上で何年も埃を被っていた同機種のものを使うことにした、塗装は禿げているがオールペンするつもりなのでかまわないし内部の錆もないので、キャップとコックを事故車の物で流用すればいい。
 カウルを外してしまったので、前照灯が付かない。 オリジナルは丸目2灯であるが、ここは1灯の軽い物を見繕ってここでも軽量化をはかりたい。ウインカーも小型の物が在庫の灯火類の段ボールの箱の中にあるはずだ。フロントホークに取り付けるタイプのライトステーも探がさなければならない。
 
 取り合えずの方針が決まったので、確認のためにエンジンをかけてみる。年式なりにくたびれてはいるものの異音もなくスムーズに回り1050ccの迫力のある排気音をたてている。  ハンドル幅に納りきれないマフラーの後端はエキゾーストパイプを加工して5cm内側に追い込み10cm上にカチ上げた方がスリムで格好良いかも知れない。スイングアームとのクリアランスも1cmはとれる。
 総てのベアリングを交換した方が良いに決まっているが、エンジンは全ばらしになる。10秒間迷って、どうせやるならボアアップとピストン交換、クランクの加工まで考慮入れて実施と決める。後はシートカウルのデザインとFRP樹脂で製作、カラーリングを決めて塗装かな。
 本格的な分解に入る前にまずはコーヒータイム。

 エアクリーナーとキャブレターを外して分解清掃、ずっと走っていたマシンだけに内分も綺麗でなんの問題もない、キャブのメインジェットはボアアップに合わせて10から20番は上げなければならないと予想されるが15番上げて、仮組にしておく。
マフラーとエキパイを外して、エンジンの分解にかかる。ドレンボルトを外してオイルをぬく。 この油冷エンジンの5リットルの潤滑油は、大容量でバイクとは思えない1600ccクラスの自動車のようだ。オイルフィルター部やオイルクーラーのトレットホースの連結部からもドバドバと流れ出る。オイルの雫の切れるのを待ってオイルクーラーを取り払って、エンジンをおろす。フレームの右下部がボルトで外れるので難しくはないのだが力仕事だ。

 作業台の上に乗ったエンジンにとりかかる。 マグネシウム合金のヘッドカバーの軽さに感激しながら、ヘッドを外す。周辺の確認、シールのゴムパッキンも部品のリストに乗せておいた方が良さそうだ。カムシャフトを外し、今回は全バラシなので気にせずにカムチェーンを落とし込んでから、プラスチックハンマーで軽く叩きながらヘッドとシリンダーを外す。
5万キロ走り込んだシリンダーの内壁は思っていたよりずっと美しく焼き付きや油膜切れのキャリアも見られず、前オーナーの確実なオイル交換の実施やエアクリーナーの整備を語っている。ピストンの側面のOリングを外してピストンピンを抜きコンロッドからピストンを外す。ボーリングに際してオーバーピストンを探す事になるので、これは前オーナーの旅の記念品ぐらいにしかならない、綺麗にウエスで拭って整備棚の隅でもに上げて置いて、後で彼に返してやろう。

 エンジンの腰下の手入れは大事だ。クラッチ板の交換やダイナモ回りの整備でサイドからケースを開ける事はあってもミッションケースを割るとなると、大仕事だ。 いつもその必要は感じてもオイルの添加剤などで誤魔化してしまって先送りにするのが常だが、今回は手を抜かない。徹底的に出来るだけの事を全てやろうと気合いを入れる。

 外したシリンダーにピストン一個を仮組して、新聞紙でくるんで、普段の足代わりのカワサキKLX125の荷台に縛り付けて走り出す。 久し振りに足立区でボーリング屋をしている友達に我侭な注文をして、またまた嫌われようと言う魂胆である。 
 彼は友達と言うにはだいぶ先輩格の親爺で、いかにも一徹な職人の「苦り顔」「小言を言われているのかと間違えてしまう応対」「誤差を許さないプロとしてのプライド」 取っ付きは良くないが、良い男なのだ。 風采に多少の問題は有るものの、私の信頼している技術者のトップクラスの一人です。

 案の定の「苦り顔」にシリンダーを任せて、次は大田区の秋場エンジニアリングへ各種のボールベアリング・ニードルベアリング・オイルシール等の暢達に向かう。
  ここは、足立の彼の所とは打って替わって実にビジネスライク、整理の行き届いた製品棚から手際よく注文品を出してきてキチッと並べて確認する。 さすが航空機や精密機械の部品をも手掛けている店だ、気持ちが良い。 目的の品物を全て手に入れて店を出る。
 帰り掛けに、上野・車坂下のバイク街に立ち寄り、小物&グリス&クリーナー類を買い込む。   ガレージに戻った後、いつもお世話になっている近所のボンネオートの林さんのオフィスにいって今回の改造計画の細部のバックアップをお願いする。  
 今日はここまで、やることは限り無くあるのだから。

 こんな作業を毎日暇を見つけてと云うより無理矢理ひねり出した遊び時間で、
2ヶ月。
 電気配線は、必要ぎりぎりまで短くする為に、部品は配置に知恵を絞り、作業用布バケツの半分ぐらい溜まる程、紅だの青だの黄色だのいろんな色の電線を切り取って廃棄した。  結構なダイエットになったはず。
 シートベースとフロント&シートカウルをFRPで一品制作、強烈な匂いを発生させて、御近所迷惑の極み。皆さん大変申し訳ございません。
 塗装は、どうせ全塗装なのだから、思い切り派手に、美容室の倉庫からマニキュアに使うラメの大粒の物を選んで、混合してクリアウレタンで吹き付ける。
 私のコンプレッサーは3気圧のでしか吹けないので、病院で使用する5リッターの酸素ボンベを途中にかませて10気圧まで圧力を上げ、吹き付けノズルを大口径に加工して使った。  気圧を上げてあるので一期に吹けず、中間のタンクの気圧が直ぐに下がり、気圧の上がるのを待たなければならず非能率だが、2mmのラメを吹く為には仕方がない。
 仕上げのクリアー層も厚く成り重量的には不利に成るが、お洒落を優先させた。
塗装には2週間かかった。
 BTF・ロケットボーイのステッカーもマッキントッシュのコンピューターのイラストレーターの機能を使って作り、UVカットシールと組み合わせ完成させた、タンクとリアカウルに貼付けた。

 今までバイクに付き合って手に入れて来た、知識と技術・資金と人脈に情熱で火をつけて、大炎上、事故車は甦った。

今日はそのバイクの、最高速のテスト中、今の湾岸道路は、私の無法地帯。
決して名前は言えないけれど、神奈川県警の交通機動隊の白バイ乗りの友人が非番で、スピード計測をしていてくれる地点を今通過しました。
10秒間だけ、見逃して。何キロ出たのかが、今日の楽しみ。  エヘ

< 時速300キロを狙うと大ボラを吹き、実践している馬鹿もいるって事。
内緒ね。>

結果発表ょぉ〜
ビリビリ震えるカウルの中のスピードメーターはふりきったまま。
約束の地点は、タンクに張り付いて、今までに感じた事のない圧力の風鳴りの中で通過、路肩に何人かの仲間が居るはずだが、確認不明。

レーダーは324㌔/時であったとか。

メーカーの鼻を明かして時速300㌔以上のオートバイに改造するなどと思いつき、
自分でで広げた大風呂敷は簡単には畳めないで苦労したと言うお話です。                     おしまい。
                                「 現行のハヤブサなら簡単なことなのにィ〜」